GPS 学校持ち込みルール
許可される条件・申請方法・ランドセルへの入れ方を解説
学校持ち込みの現状
文部科学省の通知「学校における携帯電話の取扱い等について」(令和2年7月31日・2文科初第670号)では、小学校は携帯電話の持ち込みを「原則禁止」とする一方、緊急の連絡手段としてやむを得ない場合などは各学校・教育委員会の判断で例外的に認められるとされています。 位置情報のみのGPS端末は「携帯電話」に当たらないと判断する学校が多く、持ち込みが認められるケースが大半ですが、 最終的な可否は各学校の校則・判断によります。まずは担任の先生に確認するのが確実です。
出典:文部科学省「学校における携帯電話の取扱い等について(通知)」令和2年7月31日(2文科初第670号)。GPS端末の扱いは各学校・教育委員会により異なります。
約90%
GPS端末の持ち込みを許可
約8%
申請が必要
約2%
持ち込み不可
許可されるケースと条件
通話機能がない端末
位置確認のみのGPS端末は携帯電話に該当しないため、ほぼ許可されます。
ランドセル内に収納
授業中はランドセルに入れたまま。机に出したり操作したりしないことが条件。
音が出ない設定
通知音やバイブレーションをオフにして、授業の妨げにならないようにする。
保護者の申請がある
防犯目的であることを学校に伝え、必要に応じて申請書を提出する。
シーン別 GPS持ち込み可否の判断早見表
「登下校だけ?」「遠足や宿泊行事は?」と迷いやすいシーンごとに、一般的な可否の目安をまとめました。可否は学校の判断によるため、迷うシーンは事前に確認しましょう。
| シーン | 一般的な可否の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 登下校(通学路) | ◎ 認められやすい | 防犯目的が明確。ランドセル収納・音オフが前提。 |
| 授業中(校内) | ○ ランドセル内ならOKが多い | 机に出さない・操作しないことが条件。 |
| 校外学習・遠足 | △ 学校に要確認 | 引率がつくため不要とされる場合も。事前申請が無難。 |
| 宿泊行事(林間学校・修学旅行) | △〜✕ 学校により分かれる | 一括管理・持ち込み不可の学校が多い。必ず事前確認。 |
| 運動会・参観日など保護者同伴 | ○ 同伴時は不要なことも | 保護者がそばにいれば持参の必要性は下がる。 |
※上表は一般的な傾向の目安です。最終的な可否は各学校の校則・判断によります。宿泊行事など判断が分かれるシーンは、必ず事前に担任・学校へ確認してください。
担任の先生に確認するときの質問テンプレ
いきなり申請書を出す前に、まずは口頭や連絡帳で先生に確認するとスムーズです。そのまま使える質問例を用意しました。
- 「防犯のため、位置確認だけのGPS端末(通話機能なし)を持たせたいのですが、持ち込みは可能でしょうか?」
- 「持ち込みにあたって、申請書の提出は必要ですか?必要であれば様式をいただけますか?」
- 「授業中はランドセルに入れたまま・音はオフにします。その形で問題ないでしょうか?」
- 「遠足や宿泊行事のときの持ち込みについても、ルールがあれば教えてください。」
※「防犯目的」「通話機能なし」「ランドセル収納・音オフ」の3点を先に伝えると、許可が下りやすくなります。
持ち込み申請の書き方
学校によっては持ち込み許可申請書の提出が必要です。以下のポイントを押さえましょう。
- ・端末名と型番を記載(例: みてねみまもりGPS 第3世代)
- ・通話機能がないことを明記
- ・防犯目的であることを記載
- ・ランドセル内に収納し授業中は使用しないことを約束
- ・音が出ない設定にすることを約束
- ・万が一の紛失時は自己責任であることを承諾
申請理由の例文(そのままコピペOK)
申請書や連絡帳にそのまま使える文例です。お子さんの状況に合わせて調整してください。
例文A(通学距離・低学年)
「自宅から学校まで徒歩で約20分と距離があり、入学して間もないため、登下校の安全確認を目的としてGPS端末(通話機能なし・音の出ない設定)をランドセルに入れて持たせたく、許可をお願いいたします。校内で取り出したり操作したりすることはありません。」
例文B(通学路の交通・防犯不安)
「通学路に交通量の多い交差点があり、また周辺で不審者情報が出ていることから、保護者が位置を確認できるGPS端末の携行を希望します。端末は通話・カメラ機能のない位置情報専用のもので、ランドセルの内ポケットに入れたままにし、学校生活の妨げにはなりません。」
例文C(放課後の学童・習い事への移動)
「放課後に学童保育(習い事)へ一人で移動するため、到着確認を目的にGPS端末を持たせたく存じます。音や光が出ない設定にし、管理は家庭の責任で行います。紛失時に学校へご迷惑をおかけしないことを承諾のうえ、許可をお願いいたします。」
例文D(キッズケータイ・携帯電話の持ち込み申請)
「共働きのため下校後の連絡手段が必要であり、キッズ携帯の持ち込みを申請いたします。校内では電源を切り(マナーモードに設定し)ランドセルから取り出さないこと、使用は登下校時の連絡・位置確認に限ることを家庭で指導いたします。学校の規則に従い、適切に管理いたしますので、ご許可をお願いいたします。」
例文E(祖父母宅・ひとりでの留守番が多い家庭)
「下校後、祖父母宅へ立ち寄る日と自宅で留守番をする日があり、どちらに向かったかを保護者が把握するためにGPS端末の携行を希望いたします。端末は位置情報専用で音は出ず、お子さま自身が操作する必要もないため、学校生活に影響はありません。」
例文F(災害・引き渡し時の所在確認)
「地震等の災害時や下校時刻の急な変更時に、子どもの所在をすみやかに確認し、確実な引き取りにつなげることを目的として、GPS端末の携行を申請いたします。日常の校内では一切使用せず、ランドセルに入れたままにいたします。」
📝 あわせて添えると通りやすい「家庭での約束(誓約文)」テンプレ
申請理由に以下のような誓約を添えると、学校側が懸念する点(授業妨害・トラブル・紛失責任)に先回りして答えられます。
- ・校内では取り出さず、音や光が出ない状態で携行させます
- ・お子さま自身に操作させず、確認は保護者側のアプリのみで行います
- ・紛失・破損時は家庭の責任とし、学校に対応をお願いいたしません
- ・学校の指示があった場合は、持ち込み方法を速やかに見直します
🔇 主要機種の「音が出るか」早見表(各公式サイト確認・2026年8月2日時点)
「音や光が出ない設定にします」と申請するためには、実際に無音で運用できる機種かの確認が必要です。主要6機種の公式情報をまとめました。
| 機種 | 音が出る機能 | 学校向けの静音運用 |
|---|---|---|
| あんしんウォッチャー | なし(スピーカー非内蔵・バイブなし) | 設定不要で常時無音(公式FAQ明記) |
| soranome | なし(「音が鳴る機能はございません」・SOS発信も無音) | 設定不要で常時無音 |
| みまもりGPS(旧どこかなGPS) | 通常運用ではほぼなし(電源オフ時の音等のみ) | 「電源を切るとき以外に音は鳴りません」(公式FAQ) |
| BoTトーク | あり(トーク再生・着信音) | サイレントモードが標準(トークも無音で受信) |
| みてねみまもりGPS | 機種による(MB06/MT05はボイスメッセージあり) | 通知音オン/オフ切替可(「学校では音を鳴らさずに使えます」と公式案内) |
| イマドコサーチ(キッズケータイ) | あり(検索時のGPS測位音・バイブ) | GPS測位音オフ設定・マナーモードで消音可(公式に機種別手順) |
※各社公式サイト・公式FAQの記載にもとづきます(2026年8月2日確認)。仕様は機種・ファームウェアで変わる場合があるため、申請前に最新の公式情報をご確認ください。
状況別の例文をさらに見たい方は 学校許可の取り方・申請例文テンプレ(4パターン+自治体補助一覧) をご覧ください。
ランドセルへの入れ方
小ポケット
ランドセル前面の小ポケットに入れる方法。出し入れしやすく、忘れにくい場所です。
内側ファスナーポケット
ランドセル内側のポケットに入れる方法。教科書と分離でき、紛失リスクが低い。
専用ケース+ストラップ
GPSをケースに入れてランドセルのフックに固定。落下を防ぎ、充電時の取り出しも簡単。
キーホルダータイプ
ランドセルのDカンやファスナーに取り付け。取り外しが最も簡単な方法。